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- 2019年9月28日。遠藤環境農園近くで子どもたちが稲刈りをしていました。
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- 環境農園。まだミズアオイが咲いていました。きれいな花ですが、イネの収穫にとっては大変な厄介者です。
- 以下は、大崎市でふゆみず田んぼや無農薬栽培を実践しておられる齋藤肇さんからの写真です。
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- コンバインに詰まってしまった「雑草」。イネの間に見える緑色のものがそれです。本来ならお米が7俵穫れるところが、3〜4俵に減ってしまうそうです。
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- 絡みついていたミズアオイ。齋藤さんによると
「無農薬栽培史における最悪の草」。
コナギよりも豪壮で、高価なコンバインの故障原因となります。しかし、除草剤には弱く、慣行農業にとってSU剤(スルホニルウレア系除草剤)は救世主でした。
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- コメに混ざっているミズアオイの黒い果実。葉や茎とちがって、食用にはなりません。
- 無農薬栽培をしておられるかたたちから、「ミズアオイを抑えるにはどうしたらよいのか」と訊かれます。種子が深く(3cm以下に)埋まってしまえば、発芽してきません。それを浅いところに引き上げるのが洪水や津波であり、人による耕起です。
- 困ったことに、イネを育てる行為(田起こし、代かき)そのものがミズアオイの発芽を促します。それが二千年間、田んぼからミズアオイが消えなかった理由です。
- 田を放棄すればミズアオイは消えますが、種子は生き続けます。齋藤さんも「経験上、種子は75年休眠している」とおっしゃっています。
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- 齋藤さんは、ミズアオイも育つ田んぼで穫れたお米「水葵米」の出荷を再開しました。
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- 遠藤さんの「仙台メダカ米」もミズアオイ米と呼べるお米です。9月8日の調理前に撮った写真です。(撮影: 中川美知子)
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